【菜】サツマイモの試し掘り

サツマイモのツルの勢いってすごいですよね。

株元がどこにあるか全くわからないくらい、恐ろしい勢いで広がっています。
これでも二度くらいツル返しをしてツルの途中で伸びてくる根っこを地面から引き抜き、ツル先を株元に投げ返しておいたんですが。

ツル返しはかなり乱暴にやったので、その様子を見たおばあちゃんから心配されたほどでした。
確かにツル返しをした直後は葉っぱも少し萎れ気味で下向きにフニャっとなってたんですが、翌日になればなんのその、すっかりどの葉っぱも上を向いてシャキッとしていましたよ。

どんな植物も多少はスパルタで育てたほうが強く育つものなのです(知ったような顔)。



さて。
そのサツマイモですよ。
サツマイモの収穫適期ってよく知らないですが、こんなによく茂ってるんだからそろそろイモもできてるんじゃないかと思いまして。

というか、別に一般的な適期でなくてもイモさえなってりゃいつでもいいんじゃねえの、なんて思えてきましてね。


とにもかくにもまずは現段階のイモの出来具合を確認してみることにしました。

まずは株元を探し出します。
ありました。
いろんな方向から伸びてきたツルどうしが完璧に絡み合っているので、探しだすのはけっこう大変です。
優しくツルを持ち上げたつもりでしたが何本も折ってしまいました。

この株元を少しづつ手で掘ってみます。
移植ゴテ等を使うとイモを傷つけてしまう恐れがありますからね。
お!
うっすら赤いものが見えてきましたね!

まだまだ掘ります。
こりゃもう十分立派なイモですね。
僕はどデカいイモより少し細くて小さめのイモがたくさんあるほうが嬉しい派なので、これだけ育ってくれてればもう十分。

というわけでとりあえず急遽一畝掘り起こすことにしました。

まずは目的の畝の上にあるツルをすべて取り払います。
あとは移植ゴテを使って株の根元を少し離れたところからソロリソロリとほじくっていくわけですね。
鍬とかでザクッとやると効率的なんですが、せっかくのイモをぶった切ってしまうと勿体無いですからね。

そんなこんなで時間をかけて丁寧に掘り起こしましたよ。
いやまあ結構穫れましたね。
こんだけ穫れれば次第点でしょう。
ただ昨日までの豪雨の影響もあって、イモにこびりついた土がなかなかとれません。

残念なものも。
あれだけ丁寧に掘ったつもりなのに、やっぱりこんなことになっちゃうんですよね。
移植ゴテでも簡単に真っ二つです。
勿体無いなあ。



とりあえず一畝全部掘り終わったので、こびりついた土を落とすことにしました。
少し太陽に当てて表面を乾かしたあと、手で全体を撫でるようにしてさらさら〜っと軽くこすっていきます。
すっかり綺麗になったでしょ?
お店に出しても恥ずかしくないような出来ですね。
(自画自賛)
それにしても結構穫れたなあ。

収穫後の地面はすぐに綺麗に直しておきました。


これからどんどん秋野菜を植えていかないといけませんからね。
畑地は効率的に回していかなくては。
ちなみに収穫時に取り払った地上部(大量のツル)はここに鋤きこんでしまいました。

これからすぐに秋野菜を植えるっていうのにこんなに大量に未熟な有機物を鋤きこんだらやっぱりまずいかなあ。
でも収奪だけじゃ土はどんどん痩せていっちゃうので、有機物は可能な限り地面に還元したいんですよね。

まあ根菜でも植えるのでなければ大丈夫でしょう。ダメかな。
一応有機物分解促進のために苦土石灰を軽くまぶして置きました。
もちろん酸度矯正もメインの目的のひとつですけどね。

とりあえずこの状態で一週間寝かせることにします。


さて、今日はあくまで試し掘りだったのでまだ残っているのもあります。
この写真じゃよくわからないと思いますが、今日収穫したものは全体の3分の1ほどかな。

とりあえず今回収穫した分だけでも結構な量があったので、とりあえずこいつらはもう少し置いておくことにします。
そうすればまだ大きくなるだろうし、気温も下がってくれば甘くなるかもしれませんしね。
甘くなるのに関しては、なんの根拠もなく完全なイメージでしゃべってますけど。


写真はないですが、収穫したサツマイモは夜ごはんのときに天ぷらでいただきました。
包丁で切るときはものすごく固かったみたいでかなり心配でしたが、天ぷら自体はとっても甘くてホクホクで大満足の味でした。
作り方が良かったのか五郎島金時という品種が良かったのか初栽培なので結論は出せませんが、なんせ結果良ければ全て良しです。
副園長もたくさん食べてたみたいだし。

というわけで2013サツマイモ栽培は成功といっても良さそうです。
何年後かには子供と一緒にイモ掘りできたら素敵ですね。


それではまた。