【反省】2012秋ジャガイモを振り返って


御存知のとおり、やひほ菜園の今年のジャガイモの収穫はすでに終ってしまいましたが、自分では満足しているものの(はじめてだし)豊作とはいえない出来でした。

 (アップで撮って量の少なさを誤魔化すの図)

なんて思っていると、たまたま見た雑誌にジャガイモ栽培についての記事が載っていました。
タキイ最前線の古いやつやったかな?


とりあえず復習がてら眺めてみると「あれ?こんなことしてない」とか「こんな注意点もあるのか」とかいろいろ知らなかったことが書かれていました。
(ダメやん)
というわけで、本来やるべきだったことで今年の作付で僕がやらなかったことを整理してみました。

✓ 種イモの芽が元気かチェック

モヤシ状になってないか。
芽の充実が初期生育にかなり影響するようです。
残念ながら、全く気にしていませんでした。


✓ 浴光育芽

種イモを植え付ける前に、あらかじめ数日間日光に当てて芽を動かしておくとよいようです。
たくさんある芽たちが「位置について、ヨーイ...」の状態になるんですね。
この状態で植え付けるとようやく「ドン!」となってみんな一斉に発芽してくるみたい。
というわけで、出芽を揃える、茎葉が充実する、という効果があります。
もちろん、こんなことはしませんでした。
そして、発芽揃いは恐ろしく悪かった...。

✓ 種イモは30~40g/個を目安に切る

これは主に春ジャガですね。
秋は切らずにまるまる植えが基本です。
もちろん秋ジャガも切ってもいいんですけど、暑さで腐るリスクが高いんですね。
切るときは頂芽を中心に縦に切ることが重要です。ケーキを切り分ける感じ。
ちなみに頂芽はストロン(茎とつながってた部分)の反対側にあります。
植え付けはできるだけ浅く、育芽した芽を痛めないようにします。
今年僕はめっちゃ深く植えました。
これも出芽不良の一因か...。イモの緑化が怖かったので。
でもよく考えたら種イモが緑化してもなんら問題ないんですよね。
そして途中で土寄せするから浅植えしても子イモの緑化には影響ないし。
これは大きな反省点です。

✓ 施肥は直下置きもしくは株間の置き肥

直下置きは穴を掘って肥料を入れ、土を少し被せてイモを置く方法。
今年は置き肥だったのでとりあえずOK。
全層施肥は肥料の吸収効率は良いけど、良過ぎて徒長しやすいらしい。
目安はN5kg、P15kg、K10kg(それぞれ10aあたり)。
ジャガイモはリンとカリの要求比率が高いですね。

✓ 土寄せは適期に2回

1回目は草丈が20cmになったら。
ちなみに1回目に多く寄せ過ぎると地温が下がってしまうらしいので注意。根元に5〜10cm寄せる程度かな?
2回目はその7日後。
やばい、1回目からめっちゃ寄せてた。
あれで葉っぱが埋まりすぎて光合成効率が落ちてたのも。
しかも草丈の伸長に合わせて3〜4回寄せてました。
土を寄せる形については、タワー型ではなくかまぼこ型に寄せるのがいいそうです。
三角形ではなく半円のイメージ。


植え付け前に軽く予習したつもりだったのに、こうして見ると失敗ポイントがけっこうあったことがわかりました。
それと、今作は地上部が萎れはじめてすぐに収穫してしまったんですが、追熟(するかわからんけど)とか地上部から地下部への養分転流(これも?笑)のことを考えれば、あと一週間収穫を遅らせても良かったかなって今は少し後悔しています。
地上部が枯れても地下部が生きてるっていうのはよくあることだし、もう少し肥大が進んだかも。
ちっちゃいのがいっぱいあったし、そしたらもう少し増収が期待できたかな。

でも失敗は成功のはじまり。
今回の教訓を活かして、次の春作はしっかりガッツリ穫りたいと思います。

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